イエレン議長 - バランスシートについて意外と詳しく話したね
さてさて、ここ数日の注目の的になっていたのはイエレンFRB議長さんの議会証言。
それが昨日あったんだけど、おかげで米金利上昇、ドル上昇、なぜか株も更に上昇、ってなマーケットよ。
最近FRBメンバーたちが年内の3回の利上げについて強調してみたり、3月の利上げについて可能性はあるって発言をしていたから、まあ別に今回イエレンさんが3月利上げの可能性を排除しなかったことは驚きじゃあない。
利上げを待ちすぎることは「賢明ではない」、雇用とインフレの改善が続けば今後の会合で利上げをすることは「適切だろう」といった発言もしてたけど、全然ふつうに予想できてたことよね。
じゃ、なんでここまで金利上がっちゃってるのよ!ってとこだけど、素人なあたしの勝手な読みとしては、
1) まず、イエレンさんが3月利上げの可能性を排除しなかったってことで、この議会証言を待ってポジション作ろうとしてた人が、「3月利上げあるかも!」ってな期待を更に膨らませて凸した
2) その後質疑応答でイエレンさんがFRBのバランスシートについて意外と詳細に語ってくれちゃった上、「当局は今後数カ月間にバランスシートの戦略について協議する」し、バランスシートは最終的には現在よりも「著しく小規模」になるだろうってな予想を述べた
ってところが影響したんじゃないかしら。
とりあえずさ、一夜明けてちょっと落ち着いたマーケット的には、え、で、利上げなの?バランスシート縮小なの?なんかどっちも金融引き締めじゃん??両方一気にすんの???みたいな疑問が出てきてるっぽいけど、はっきり言って今の段階では全然わからないのよね。
とりあえず今後数ヶ月でバランスシートの再投資ポリシーを協議するって言ってるから、年末ぐらいにバランスシートについて発表して、イエレンさんが任期切れる予定の2018/1ぐらいまでになんとなくイエレンさんが道筋をつけて退任ってのが、めっちゃ単純に考えるとありえるんじゃない?!ダメ?
しかしさーイエレンさんも大変だよね。トランプ様が何言い出すかわからなくて乱れまくってるこんな状況で、正しい判断を選んでいくってさ、もう心臓がノミなあたしにとっちゃ考えるだけではじけるわ。
どうでもいいけどお断り - 777は関係ないよ
芸能ニュースとか全くみないんだけど、なんか友人に指摘されて気づいたわ!
わたしのニックネーム、Yutorinで登録できなかったから適当に777って後につけてこのブログを登録したんだけど・・・
なんか例の宗教団体さんが「777」という数字をあがめてて、最近ご出家された女優さんのアカウントに777ってついてるみたい。
関係あるの?って聞かれたんだけど、全くないわ笑
ま、なんでもいいけど。一応断っておくわね。
わたしと同じように777ってつけちゃってて同じように聞かれてる同志たちがたくさんいるかもね。
トランプチャイルドが早速辞任!マイケル・フリン大統領補佐官がロシアと蜜月?!
なんとなんと!アメリカ国家安全保障担当 のマイケル・フリン大統領補佐官が辞任しちゃったわ!
閣僚人事がぜんっぜん進んでいない中で、今度は早速辞任・・・
なんでかって?
実はフリン氏はトランプ政権発足前から(米大統領選挙前から)ロシアと接触していたのよね。で、トランプ政権発足前なのに、駐米ロシア大使に制裁措置の見直しを約束していたらしいのよ。
なんか急にニュースが出てきて、急に辞任した印象があるけど、ワシントンポスト紙によるとこういう経緯だったみたい↓
(https://www.washingtonpost.com/world/national-security/justice-department-warned-white-house-that-flynn-could-be-vulnerable-to-russian-blackmail-officials-say/2017/02/13/fc5dab88-f228-11e6-8d72-263470bf0401_story.html?hpid=hp_hp-top-table-main_flynn-0818pm%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.7fafddf78eab)
フリン氏はKislyak氏(ロシア大使)と選挙前も選挙後もコミュニケーションをとっていた。
→12/29にオバマ政権が対ロ制裁を強めた際に、ロシア側の動きを警戒して情報局がモニタリングしていたところ、Kislyakとフリン氏のコミュニケーションが発覚。そこからFBIが秘密裏に捜査を開始してレポートをまとめトランプ政権に提出。
→この件が外部に漏れ出したのが1/12近辺。その後は何度かスパイサー報道官とかペンス副大統領がこの件につき質疑応答にしてたんだけど、フリン氏とロシアとの深い関係は無いって否定してたのね。
→で、急に雲行きが怪しくなったのが今週月曜日。まず大統領顧問のコンウェイ氏は、フリン氏についてトランプ大統領は"full confidence (100%信じてるよ)"と発表したんだけど、ほんとその直後にスパイサー報道官が逆に、トランプ大統領はいまフリン氏について"evaluating the situation (現状を精査している)"って発表しちゃって、あれ?フルサポートじゃないんだ?ってことで、みんな一気にフリン氏辞任の可能性が高いんじゃないかって疑い始めた、って感じみたい。
ちなみにフリン氏はロシアとのコミュニケーションについてペンス副大統領に突っ込まれたときに、ペンス副大統領にウソをついたっていう疑いもあるらしい。
いやーフリン氏はさ、大統領選では外交アドバイザーとしてトランプ様をサポートしたし、政権移行チームの副議長も務めたり、トランプ様が最も信頼する人物の一人だったわけよ。まさにトランプ軍団の重鎮、トランプチルドレン。
トランプ様もさすがに、まじか・・・ってあせっただろうね。
ひとまず、トラ ンプ大統領はフリン氏の辞任を受けて補佐官代行に自らの安全保障ブレーンである元陸軍 中将のキース・ケロッグ氏を指名したみたい。
さて、まだまだ波乱混乱みだれ放題のトランプ軍団の動向に今後も目が離せませんわ。
トランプ大統領がキャンペーン中にした公約まとめ
前回投稿で、トランプ大統領が「今後2-3週間でインフラやら税制について驚愕する発表をする」的発言をして株と米金利が上昇したって話をしたんだけど、その前まではトランプ期待が失速~みたいな記事・分析が多くてマーケットはダウンしていたのよ。
で、えっ何ちょっとトランプトレード(株上昇・金利上昇)は終わっちゃったわけ?みたいな感じで、みんなあせって株利益確定売りなんかしてたわけ。
そしたらよ、今度は「今後2-3週間で俺やったるぜ」発言でまたまたマーケットが狂喜乱舞でトランプトレードが復活ってシナリオがイマココ状態。
そう、何がなんだかわからない。トランプ様の発言だけにふらされてる状態。
で、じゃあ何か予測できないわけ?って思うんだけど、実は続々と出てくるトランプ様の大統領令は、その多くが大統領キャンペーン中に公約したものを忠実にクリアしていっている感じなのよね。
あ、じゃあトランプ様がキャンペーン中に掲げてた公約を追えば少しは把握できるんじゃないのーってことで、安易な考えから見てみると・・・
https://www.washingtonpost.com/politics/i-will-give-you-everything-here-are-282-of-donald-trumps-campaign-promises/2016/11/24/01160678-b0f9-11e6-8616-52b15787add0_story.html?postshare=1241480333775283&utm_term=.4bd5bc7d2f80
なんか最初は39個ぐらいだった公約が、76になり、最終的に282個になってワシントンポスト紙にまとめられていたわ・・・多
自分のための記録と思って、ここにマーケットに関係ありそうなところの公約の抄訳を載せておくわ!大変だったわもう!
[雇用/労働について]
- 最低25millionのJobをつくる
- 製造業を、中国、メキシコ、日本などから取り戻す。
- 製造業に関わる会社が米国に工場を立て成長することを促す(税制上のメリット有)
- ナビスコがメキシコから米国に製造拠点を移さない限りオレオを食べない
- Fordがメキシコ工場計画をキャンセルしない限り35%の関税をかける
- Appleは米国内に工場をつくるよう要求
- エアコン会社Carrierへ、インディアナ州からメキシコへの工場移転をしたら35%の関税をかける
- ペンシルバニア州に製鉄業を戻し、インフラプロジェクトにはアメリカの製鉄鋼材を使う
- ミシガン州には今までになく強い自動車産業をつくる
- アパラチア山脈地域に石炭産業を戻す
- 雇用者は、移民ではなく"失業者のオフィスから"雇用するよう要求
- 連邦最低賃金は"すでに高すぎるので"$7.25/hで据え置き
- 連邦最低賃金は"低すぎて" "has to go up"なので$10/hへあげる(※12との整合性がとれていない件)
- 州が自身で最低賃金を定めることを許可
- トランプ政権下ではようやくアメリカの労働者を守るために戦う大統領が現れた
[大統領選について]
16-26は大統領選についてなので飛ばす
[税金について]
- IRSのチェックが完了したら自分のtax returnを発表する
- Middle Class Tax Relief and Simplification Actを通過させ、納税者カテゴリーを7から4にシンプル化
[貿易について]
- NAFTAの再交渉もしくは離脱
- TPPからの離脱
- 地域ではなく個々の国と貿易取引を交渉する。Carl Icahnが中国と日本の貿易交渉をするだろう
- アメリカの労働者に影響を与えるダメな海外取引をあぶりだし、止める
- 米国外に拠点をおく米国企業には輸入に35%の関税をかける
- 中国からの輸入品には45%の関税をかける
[経済と連邦予算について]
- 成長率を2倍にする、年4-6%の成長率を目指す
- 8年間でアメリカの債務を$19tln減らす
- 債務についてはデフォルトしない
41. 良い価格や既存取引の再交渉により、予算を20%カットする - "Penny Plan"を実行し、各年、前年度より1%支出を減らす。これで10年間で$1tlnを減らせる。Defense/Public safety関連は対象外
- 政府職員の雇用凍結
- 100日以内に連邦政府の部門長から不必要な支出のリストを提出させる
- 問題点が解決するまで宇宙開発への支出は停止。民間の宇宙開発を促進
- "Zombie spending"を5%減らすことで10年間で$200blnカットする。
- 未払いの税金を回収する。年$385bln近くになる
- 不適切な政府支払を減らし、年$135blnカットする
[規制について]
- ドッドフランクと消費者保護法の見直し、廃止
- 新しく1つの規制をつくったら、既存2つの規制を廃止する
- 部門長などに、不必要かつ雇用を減らす規制をあぶりださせ、排除する
[ヘルスケアについて]
52-64は英文をみてね
[国境警備について]
- メキシコとの国境に"万里の長城よりも高い"壁を建設する
- その壁の建設費用はメキシコに100%支払わせる
- 国境を越えてきた不法行為につき、一回ごとにメキシコに$100,000を支払わせる
- 国境のトンネルを探し、なくす
- 国境警備に5,000人のパトロール員を追加する
- "キャッチアンドリリース"はしない。不法移民は国外追放する
[移民について]
- 初日に移民に関するオバマ大統領令を終了する
- 移民関連のオフィス要員を3倍にする
- 不法移民を訴追しない"sanctuary city"には連邦予算を出さない
- "Deportation Task Force"を創設する
75-97は英文をみてね
[国防について]
98-102は英文をみてね
- 軍隊を至上最高の装備にする
- 核戦力を近代化/新しくする
- 軍隊を470,000から540,000へ増やす
- Navy艦隊を近代化し、強化する
- Air Forceの戦闘機を1,200へ増やす
- Marine Corpsを強化する
- 50州全てが軍隊や新しい技術の開発に関わる
- ミサイル防衛システムを開発する
- アフガニスタンの軍隊は撤退させる
- East and South China Seasの米軍を増やす
- グアンタナモ刑務所を維持する
114. AIや3Dプリントなどの技術を使用しつつドローンは継続使用 - Bowe Bergdahlを飛行機からアフガニスタンへ落とす
- 必要なら軍を配備することを躊躇わない
[サイバーセキュリティについて]
117-121は英文をみてね
[退役軍人について]
122-132は英文をみてね
[外交について]
- アメリカファースト
- NATO参加国にもっと防衛費の負担を迫る。特に独、日本、韓国、サウジ
- NATO参加国とアジアの同盟国とそれぞれサミットをして財政負担を再調整する
- ロシアのプーチン大統領と仲良くする
- 北朝鮮のキムジョンウン氏と核プログラムについて話す
- シリア内戦には関わらない。アサド大統領については"bad"だがアメリカにはより優先すべき課題がある
- オバマ大統領がキューバと合意した国交回復を再交渉する
- 自由を求めるベネズエラの国民のために立ち上がる
- ハイチを助ける
- イスラエルと"true friend"になる
- オバマ大統領がしたような習近平へのディナーはしない。ビッグマックで十分
- 他国から適切な歓待を受けないなら、後ろを向いて去るのみ
- アメリカの外交政策を刷新して何世代も耐えうるものにする
[イランについて]
- イラン合意を破棄して全く新しい再交渉をする
- イランにいるアメリカ人の受刑者を全て釈放するよう交渉する
- イランの最高指導者を"最高指導者"とは呼ばない
- トランプ政権の下ではイランが核を保有することは許されない
[中国について]
- 中国が米国から搾取し続けることを許さない
- 中国を為替操作国と認定するよう指示する
- 必要なら中国に関税を課す
- アメリカの知的財産やアイディアを盗む中国のハッカー達を絶対に許さない
- 中国の手ぬるい労働・環境基準を取り締まる
[イスラム圏との戦いについて]
- ISを根絶やしにするプランを将校らに30日以内に提案させる
- "Radical Islamic Terrorism"という言葉を頻繁に使用
- 過激イスラム派の拡散をとめる方法につき国際会議をひらく
- ロシアによる、シリアにおけるISとの戦いを認める
- 他国の情報局と連携、NATOやアラブ同盟国たちと緊密に動く
- ISを爆撃して根絶やしにする
- テロリストの疑いがある者の親戚を対象として殺す
- インターネットの一部を遮断してISが米国民を勧誘できなくする
- イスラム圏からのアメリカ入国を一時的に禁止する
- 危険な地域からの移民の入国を一時的に禁止する
163-164, 167-173は英文をみてね
[難民について]
- シリア難民のアメリカ入国を禁止する
- シリア難民やムスリム圏からきたもののデータベースをつくる
176-177は英文をご参照下さい。
[エネルギーと環境について]
178-194は英文をみてね
[インフラについて]
- $1tlnのインフラ支出を今後10年間で進める
- 不要な支出はカット、再交渉する
- 公・民のパートナーシップを促進すべく税制のメリットを提供する
- "インセンティブベース"の契約方式を採用する
- 水道関連のインフラ資金を3倍にする
- 建設、製鉄産業などで何千人もの新規雇用を創出する
- 空港、航空官制システムなどを新しくする
- アイゼンハワー全米州間国防高速道路網などを参考にする
[倫理改革について]
- "Drain the Swamp"
- 憲法を改正して議員を続けられる期間を制限する
- ホワイトハウスや議員の職員のロビー活動を5年間禁止する
- ホワイトハウス職員が外国政府のためにロビー活動することを永久に禁止する
- 外国のロビイストが米大統領選のため資金集めをすることを禁止する
- 司法省を刷新してくれる司法長官を指名する
以下、ヒラリー氏、銃、メディア、チャイルドケアについてなど・・
209-282は英文をみてね
どうかしら?!見たけど・・・やっぱり分からんって感じよね・・・
トランプ様「こっから2-3週間以内にサプライズさせてやるぜ」→マーケット狂喜乱舞で株UP
トランプ大統領が口先だけで株価を大幅にUPさせることにまた成功したわ!
トランプ米大統領は昨日、航空大手首脳とホワイトハウスで会談してたんだけど、そこで
「向こう2、3週間に税、および航空インフラ開発に関して、目を見張るような発表を行う」
と発言したみたい。
今後数週間内に税制改革やらインフラやらに関するイケてる発表をすることを示したわ。
で、詳細とかには別に踏み込んでないのに、マーケットはこの発言だけで狂喜乱舞よ。
株も金利もドルもみるみる上昇!いやー最近の失速を取り戻してるわ。
最近では入国禁止令のゴタゴタでネガティブイメージから、「トランプ期待の失速・巻き戻しトレード」なんて市場では言われていたけど、いやっごめん過小評価してたよトランプ様、って感じ?
どれどれ、S&P500を見てみると・・・!?!?ドル円とか金利に比べて別にここ数日も大きな失速感なかったけど、この発言でまたグイーンと伸びてるのよ。
ドル円は・・・・?!?! 失速した後また戻ってきてる兆し。
米国金利(10年)は・・・・あらっ!ここ数日の失速分をだいぶ戻してるわ。
ま、ドル円はさ、明日の安倍さんトランプさん会談にもよるけど、
なんたって「今後2、3週間に」って言っちゃってるから、ひとまずそこまでは期待が膨らみに膨らんで株なんかもいい感じに上がっちゃうんじゃないのって思っちゃうわけ。単純な一般人としては。
ちなみにアベトラ会談は、為替についてが優先トピックではないとのトラ側近発言もあるらしく、主に経済・通商問題や安全保障が主要テーマになるらしいのよ。んで、会談時間は、会見後のワーキングランチを含め約1時間半しか見込まれてないんだけど、そんな短い時間で何話すのよって思うじゃない。
だけど、その後「エアフォースワン」でフロリダ州のパームビーチへ移動して、トランプ氏の別荘で夕食や朝食を共にするとか「破格の厚遇」を受けるんだって(ニュースによると官邸筋情報)。お互い趣味のゴルフもするらしく。
なんか普通に楽しそうって思うけど、やっぱり神経戦なのかしらねえ。
そんなこんなで、ひとまず株ゴーゴー、アベトラゴーゴーと無責任にあおってるわ。
(※無責任コメントだから投資の判断はご自身で!ョ)
米連邦高裁「みんな入国できるよ!」、地裁の差し止め命令を維持
Breaking News!!
つい先程、サンフランシスコの米連邦高裁は、入国制限の米大統領令を復活させるよう求めていたトランプ政権の申し立てを認めない判断を下したわ!
つまり、大統領令の緊急差し止め命令に伴うイスラム7カ国からの避難民やビザ保有者は入国できるってことになったの。
これまでの流れをハショって言うと、トランプ大統領が1月27日に署名した同大統領令に対して、シアトルの連邦地裁判事はワシントン州とミネソタ州の訴えを認めて緊急差し止めを命令(2月3日)→トランプ政権が連邦高裁に不服を申し立てていたってのが今までの話。
詳しくは前回二回の投稿を見てね。
3人の判事さんは全員が連邦地裁の仮処分の維持で一致したらしい。
判事さんたちによると、
「The public “has an interest in free flow of travel, in avoiding separation of families, and in freedom from discrimination,” 」
(米国民は”自由な移動と家族の別離回避、差別からの自由に利害関係を持つ”)
とのこと。
で、早速トランプ様が何したかって?
もちろんツイッターで徹底抗戦の構えよwww
今回の高裁判断を受けてトランプ政権が最高裁に上訴する可能性が高まったわ。
なんていうか、分かるのよ、国の安全を守りたいって気持ちは。
でもね、まずプロセスをしっかり整えようよ。手続きをまずしっかり整えないとぐっちゃぐちゃになるんだから。
こんな調子だからまだまだあと4年間は色々ありそうね・・・がんばってMAGA(Make America Great Again)してちょうだい!
トランプ入国禁止令→ 高裁「たぶん週内には判断する予定」 結局、最高裁までもつれこむ?
米政権による入国禁止令に対する差し止め仮処分に関して、サンフランシスコ連邦控訴裁判所が3日に一時差し止めを命じていたんだけど、この度NY時間7日午後6時(日本時間8日午前8時)に口頭弁論を行ったわ。
結局、高裁は声明で「日中に判断を下すことはない見通しだが、恐らく週内」には下すことなるだろうと説明していて、なんか長引きそうな予感。
前回の投稿でこれまでの流れについては話したので、ここではハショるわね。
で、この先どうなるのかって?まだ誰もわからないってのが本筋のようよ。
WSJによると、今回の案件は控訴裁が一時的に審理したあと、最高裁に送られるか、もしくは再びワシントン州地方裁ロバート判事に差し戻されるか、あるいはその両方の道を進むケースが考えられ、大統領令に関する最終判断が下されるのはまだ数カ月先のことになる可能性もあるそうよ(http://www.wsj.com/articles/what-the-appeals-court-must-consider-on-president-trumps-immigration-order-1486413973)。
だけどここで問題が!
最終的に最高裁に送られた場合でも、現在最高裁ではスカリア判事死去により本来9名体制が8名になっていて、リベラル派と保守派が4対4と真っ二つに分かれているため、控訴裁で敗訴した側は、最高裁に上告しても控訴裁判決を覆すのに必要な過半数の支持を得られない可能性があるとのこと。。。ちなみに、最高裁が手続き停止の判断を下すには5人の判事の賛成が必要なんだけど、賛否同数の場合は控訴裁の判決が有効となるっていうプロセスになっているらしいわ。
トランプ大統領は先週、欠員分の判事席にニール・ゴーサッチ氏を指名してるんだけど、もちろん民主党からの反発があるだろうから、ゴーサッチ氏の承認プロセスが長引く可能性が高いのよね。あと、当たり前だけど、別に保守派だからって大統領の意向に必ず沿う必要もないわけで、最高裁の勢力バランスが保守5対リベラル4になっても、最高裁で必ず「大統領令は合憲です」ってことにはならない。
ということで、簡単にいうと、控訴裁の審議がどうなろうと最高裁にもつれこんで最終判断に何ヶ月もかかって揉め続ける。
しかも違憲とかになっちゃったら、「違憲な大統領令を出した大統領」ってことでトランプさん、相当叩かれるだろうね。